ひび割れ補修
ひび割れ・漏水補修における工法選定フローチャート
※注入工法の必要性の有無については、「ひび割れ調査、補修・補強指針」(2022:JCI)を参照
CS-21塗布ひび割れ補修工法
ひび割れ塗布工法は、注入工法による補修までの必要がないと判断された 幅0.2mm程度以下のひび割れに対し、CS-21シリーズ製品を表面から塗布してひび割れ部にしみ込ませることで、ひび割れ深部を緻密化し、水および各種劣化因子の侵入を抑制して、ひび割れ部の耐久性を向上させる工法です。
表面保護工法として、部材全面に塗布した場合、塗布範囲内にある「ひび割れ・打継目」を含む表層部の空隙内に浸透して、緻密化し、耐久性が向上します。
ひび割れが密集している場合は、範囲内を全面塗布。ひび割れが点在している場合には、下図のように、ひび割れ(打継目)に沿って部分的に塗布することが可能です。
施工手順
※繰り返し
施工概要図
(打継目の部分塗布にも適用可能)
CS-21塗布によるひび割れ・打継目の耐久性向上対策については、下記の技術資料を参照
CS-21ひび割れ補修セット
ひび割れ補修セットによるひび割れ補修は、注入工法までの必要がないと判断された幅0.2mm程度以下のひび割れに対し、 CS-21クリアーをひび割れ部にしみ込ませることで、ひび割れ深部を緻密化して水および各種劣化因子の侵入を抑制し、 色合せ可能な3色のCSパテを単独または混ぜ合わせてすり込むことにより、目立たなくして、ひび割れ部の耐久性を向上させると共に美観を回復させる工法です。
また、ひび割れ注入時には、シール材としても適用可能であり、従来工法における注入後のシール材撤去の工程が省略できます。
施工手順
CS-21注入工法
CS-21注入工法は、施工目的・条件に応じて選定したCS-21シリーズ製品および工法により、注入を行うことで、従来の注入材では充填し難い50μm以下の微細な空隙にも浸透し、反応物による充填効果を発揮します。
また、微粒子セメントと併用した場合には、注入材の流動性低下を防ぎ、硬化収縮により発生する空隙を反応物により補完し、劣化因子の侵入を抑制する工法です。
※注入工法では、微粒子セメントのほかに、補助剤CA-21を、CS-21と併用する場合があります。
ひび割れ補修(低圧注入)
施工手順